コラム 2021/05/07 23:49:50

本当に安全?SSLチェックサイトのおすすめと使い方を解説

皆さん、『SSL』という言葉をご存知でしょうか。

言葉だけ見るとなんか難しそうな印象があるかと思いますが、皆さんも知らないうちに利用しているインターネットの仕組みの一つなのです。

その仕組みは皆さんの生活を知らないうちに守る役割を行なっています。

今回の記事を読んでいただき、知っていただくと今後のインターネット利用の安心材料になるはずです。

【この記事でわかること】

  • ・サイトの『SSL』化
  • ・簡単に使える『SSL』チェックサイト
  • ・安全にサイト運営をするための注意点

それでは早速、『SSL』とはなんなのか解説していきます。

サイトのSSL化とは?

まず、『SSL』について紹介します。

正式名称はSSL(Secure Sockets Layer)です。

インターネットブラウザとウェブサーバの間でデータの通信を暗号化し、送受信させる仕組みのことを『SSL』と言います。
現在は毎日のように個人情報やクレジット情報、ログイン情報をインターネット上にてやり取りしています。

これらの情報は、悪意ある第三者から常に狙われているのです。
『SSL』というのはは、狙われている機密情報を、抜き取られないことや改ざんをされないための役割を担っている機能なのです。

 

インターネットサイトを運営する上で、『SSL』を行うことは必須ということになります。

利用者としてサイトが『SSL』化されているのかを判断するにはURLを見ることでわかります。

何故かというと『SSL』化しているサイトのURLは「http」から「httpsになっているのです。

見た目には気づきにくいかもしれませんが、安心して利用できるサイトなのかを判断するためにも確認するようにしてください。

フィシングサイトのように有名なサイトを模倣したものがインターネット上には乱立していますので、サイトの表面だけでなく細かい点にも気を配りましょう。

 

次の項目では『SSL』のチェックサイトを紹介します。

【証明書も】簡単に使えるSSLチェックサイトを4つ紹介

『SSL』について理解していただけたでしょうか。

自分が運営をしているサイトの『SSL』状況は気になりますよね。

確認することができるサイトがあるんです。

ここからは簡単に使えるSSLチェックサイトを4つ紹介します。

SSL Server Test

最初に紹介するのが『SSL Server Test』です。

このサイトはSSL暗号化の安全性をチェックするためのツールです。世界でも有名なチェックサイトであり、無料で誰でもWEBから簡単に利用できます。

使い方は非常に簡単であり、英語のサイトだからと敬遠する必要はないですよ。

手順で説明していきます。

  • 1.『Hostname』ドメインを入力
  • 2.『Do not show the results on the boards』にチェックを入れる
  • 3.『Submit』をクリックして完了

たったこれだけで『SSL』のチェックができてしまいます。

時間もかからず、1分ほどでチェックは終了です。

Qualys SSL LABS SSL Server Test

2つ目に紹介するの『Qualys SSL LABS SSL Server Test』です。

SSL Server Testは、Qualys SSL Labs社が提供するサイトとなります。

安全性診断はもちろん、証明書の設定状況の確認などがサイトであり、無料で利用できます。

こちらの使用方法も非常に簡単ですので、試してみてはいかがでしょうか。

では、手順を解説します。

  • 1.まず『Qualys SSL LABS SSL Server Test』のサイトを開く
  • 2.『Domain name』ホスト名を入力
  • 3.『Submit』をクリックし完了
  • SSL Shopper

3つ目に紹介するのは『SSL Shopper』です。

このサイトは高速SSLチェッカーであり、たったの4秒ほどで完了します。

チェーン証明書やアドレス、サーバの種類などが正しくインストールされているかの判定ができます。

さらに証明書の発行者、証明書の期限、証明書に含まれるホスト名やワイルドカード、証明書の開始日、証明書のシリアル番号、使用されるアルゴリズムなどの確認も可能。

Godaddy SSL Certificate Checker

4つ目は『Godaddy SSL Certificate Checker』です。

こちらも非常に簡単にチェックを行うことができます。

さら『Godaddy SSL Certificate Checker』は日本語サイトですので安心感を持って使用できるかもしれません。

また、仮に『SSL』に問題があった場合にサポートしてくれる体制が整っています。

これは日本のサイトだから英語などが苦手な方でも使いやすい点になりますね。

使い方ですが、HPを開くと『サイト名』を入力する欄があるので、入力するだけです。

 

次の項目ではよくある質問についてです。

サイトの運営をされている方や今後、運営を考えている方はご覧ください。

SSLチェックサイトでよくある質問

この項目では『SSL』チェックサイトでのよくある質問について紹介していきます。

SSLチェックサイトやツールとは?

『SSL』チェックサイトたツールは自分が運営するインターネットサイトが『SSL』化されているのかの確認ができる機能のことです。

『SSL』化されていないサイトや『SSL』が脆弱な場合は悪意を持った第三者にサイト利用者の個人情報やクレジット情報、ログイン情報などが盗まれてしまうかもしれません。

仮に、『SSL』化していない場合や脆弱なサイトを運営していた場合に利用者の情報が盗まれたというトラブル等が起きると運営者の責任となり、信用を失ってしまいます。

インターネットサイトを運営をされている方は確認と対応をしてください。

サイトの安全性を保つにはどうすれば良い?

サイトの安全性を保つためには『外部からの攻撃』と『内部からの崩壊』という2つのリスク管理が必要です。

外部からの攻撃は、サイバー攻撃のことです。

前述したように『SSL』化できていない、または脆弱である場合は利用者の個人情報やクレジット情報、SNSのログイン情報などが抜き取られたり、改ざんされてしまう可能性があります。

利用者に楽しく、安心して何度も利用してもらうためにも外部からの攻撃対策をお願いします。

 

次に、内部からの崩壊についての解説です。

これは『ヒューマンエラー』など人為的ミスで発生します。

例題としては『パッチ適応ミス』や『サーバー設定のミス』そして今回の記事で紹介してきた『SSLサーバ証明書』の更新漏れなど挙げられます。

 

このように防ぐことができる点に最大限の注意を持って運営にあたってください。

まとめ:SSLチェックサイトを利用してサイトの安全性を高めよう

『SSL』についてご理解いただけましたでしょうか。

横文字や英単語が並ぶため難しいと感じられることもあるかもしれませんが、サイトを運営する以上は責任を持って運営をお願いします。

そして、利用者の立場に立って考えたサイト運営をお願いします。

利用者はインターネットサイトを信頼して利用を続けてくださっているので、信頼を失うようなことないように意識してください。

今回の記事が楽しく安全なサイト運営にお役立ちできれば幸いです。

Webライターについて発信するブログを運営。 ネットセキュリティ関連のメディアのライティング記事も毎月5件、各5,000文字程度を執筆しています。 SEOでのライティングやホワイトペーパーの作成を得意としております。 私の経験や経歴にご興味がありましたら気軽にご連絡いただけますと幸いです。 どうぞよろしくお願いいたします。
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