コラム 2021/07/05 14:02:25

Androidの初期化方法まとめ!注意点なども合わせて解説

スマホという存在は現代生活において、仕事とプライベートを問わず、何をするにも欠かせないものとして世界中の人々の生活に密着してます。

皆さんもAndroidスマホもしくは、iPhoneのどちらかを使っているのではないでしょうか。

スマホは最新機種は定期的に発表され、皆さんも最新機種への変更を行っていますよね?

そこで今回は、Androidスマホの初期化について解説していきます。

スマホは個人情報の宝庫ですので、初期化をしっかりとしておこなわないと取り返しがつかない被害が発生するかもしれませんよ。

この記事さえ読めば、「機種変更したスマホは自宅で放置している」という方から「家族がやってくれるから、自分は知らない」という方まで、Androidスマホの初期化の重要性がわかりますよ。

【この記事でわかること】

  • ・Androidを初期化すると起こること
  • ・Androidを初期化する前にやるべきこと
  • ・Androidを初期化する方法
  • ・Androidの初期化に関するよくある質問

Androidを初期化すると起こること

Androidを初期化するということは、リセットを意味します。
初期化を実行することで、写真、動画や音楽、アプリ、連絡帳などスマホ内のありとあらゆるデータ全てを消すということです。
スマホは、情報が大量に詰まったデバイスですので、初期化作業というのは頻繁に行うことはないでしょう。
状況と必要性を見極めてから作業へ移るようにしてください。
では、ここからは、初期化することでどうなるのかを具体的に解説していきます。初期化を検討されている方は、参考にしていただき、リスクも考えてから行ってくださいね。

工場出荷時の状態に戻る

スマホ内に保存されたデータ全てが消えてしまい、商品を店頭で売られている時の中身に戻ります。

しかし、消えるのはアプリや写真などのもので、アプリ内で蓄積されたデータは消えません。

例えば、LINEでのトークやゲームアプリのデータなどのアプリ内の記録はしっかりと残りますので、アカウントの管理をしっかり行っていれば、大丈夫です。

インストールしたアプリやソフトの情報やデータは全て消える

では、初期化することで消えてしまうデータや情報を整理しておきましょう。

消えてしまうものは主に以下のようになります。

初期化を検討されている方は、これらは消えてしまうということを理解して、実行してください。

また、バックアップが取れるものは取っておくことをオススメします。

  • ・アプリケーション
  • ・ゲーム(アカウント管理できないものは中身も)
  • ・音楽
  • ・本
  • ・連絡先
  • ・カレンダー
  • ・ブックマーク(ブラウザ内)
  • ・撮影や保存した写真・動画
  • ・メモ

Googleアカウントの同期も解除される

Androidスマホとgoogleアカウントは、強く関連性のあるものとなるので、Androidスマホを初期化するということは、この同期接続も一旦は解除されます。

そのため、新機種や初期化後のスマホで再度、同じアカウントを使う場合は設定が必要です。

近年は、スマホの技術が進歩してきているためログインパスワードやIDをスマホが記録していることが多くなっています。

これにより、ユーザー自身がログイン情報を記憶していないというケースが増えているのです。

もしも、ログイン情報がわからないまま初期化を行うと、ログインできないという状況にもなりかねません。

アカウントのログイン情報を把握した上で初期化を行うことをオススメします。

Androidを初期化する前にやるべきこと

初期化することで、どのような状態になるかについてはご理解いただけたのではないでしょうか。

では、初期化前の準備という点に焦点を絞って、この項目では解説を行って行きます。

初期化をする方は後悔せぬように必ず、目を通して置いてください。

GoogleドライブへAndroidのバックアップを行う

Googleドライブへ、スマホデータをバックアップしておきましょう。

このGoogleドライブというのは、Google社が提供しているオンラインストレージサービスとなります。

初期化するしないに関わらず、データ管理で便利なサービスなので、オススメのサービスです。

スマホを利用する上で行った設定内容やメール、連絡先、利用アプリなどの初期化で消えてしまうデータのバックアップが可能となっています。

保存している写真や動画のバックアップ「Googleフォト」の使用がオススメです。

端末を売却する場合はGoogleアカウントもログアウトしておく

現在は、スマホを買い換えるときなどはスマホキャリア各社で下取りに出したりということだけではなくなってきました。

インターネットのオークションやフリマアプリで販売したり、中古スマホを取り扱うショップへ売ったりと様々な流通手段が増えてきました。

以前のように、スマホキャリアに処分を頼んで、スマホが解体されての再利用という時代ではなくなったということです。

そうなると、スマホを使用したままの状態で表面などを整えて再販売がされるということになります。

 

スマホ内のデータや情報は初期化したとしても痕跡が残っている可能性があるので、中古状態のスマホを購入した人間が悪意ある人間だったら、痕跡から情報を抜き取られるかもしれません。

Androidスマホを売却する場合は、連携しているGoogleアカウントはログアウトを必ず行ってください。

これは、悪用以外にも売却先で初期設定が行えないという可能性があるためです。

もしも、Googleアカウントを連携したまま初期化してしまうと、初期化後にアカウント認証を要求されることがあります。

これは、Androidに搭載されている保護機能によるものです。

他者への譲渡やショップへの売却を検討している場合は、ロックがかかっているとトラブルに発展する可能性があるため、事前にGoogleアカウントの連携を解除しておきましょう。

「設定」→「アカウント」から連携中のアカウントの削除ができます。

Androidを初期化する方法

ここまで、初期化のリスクや初期化への準備が準備できたのならば、ここからは初期化の方法を手順をおって解説をしていきます。

手順①「設定」アプリから「リセット」へ

Androidのホーム画面の設定をタップし、「システム」→「リセット」の項目を確認してください。

手順②リセットから初期化へ

「リセット」項目から、初期化作業を行って行きます。

リセットオプションの画面には「ネットワーク設定のリセット」「アプリの設定のリセット」といった項目もあります。デバイス自体の初期化を行うのならば、「端末をリセット」をタップ。

手順③最終確認

リセットを選択することで最終確認画面へと進みます。

バックアップが未完了の場合は、ここが戻るラストチャンスなので、バックアップを行なってからリセット作業へ移りましょう。準備に問題がなければ「リセット」をタップ。

手順④完了

リセットボタンへ進むと、デバイスの初期化が開始します。何度かメーカーのロゴが表示されたりする中で、待機していると初期化が完了です。

Androidの初期化に関するよくある質問

では、ここからはAndroidスマホを初期化する際に、気になるであろう点を3つほどあげていくので、こちらも初期化前に読んで、判断材料にしてください。

Androidの初期化ができない場合は強制的に実行できる?

故障など様々な原因からAndroid OSが起動しない、初期化方法が分からない、[設定]アプリが起動しないなどといった状況も考えられます。

その際には、ハードウェアリセット(強制初期化)を使うことで強制的に初期化可能です。

 

ハードウェアリセットというものは、スマホをリカバリーモードにして行います。

スマホの電源起動の際にリカバリモードへは移行できるのです。

機種によっては方法は変わってくるが、多くの場合は[音量下]ボタンなどを同時押しで起動可能。

リカバリーモードに機種を移行することにより、メニュー画面表示となります。

そこで進行に沿って初期化へ進むことができるのです。進んでいくと画面に[Android Recovery]と表示されますので、[Yes]を選択し[電源]ボタンを押すことで、強制初期化完了。

初期化したAndroidを復元できる?

初期化作業中であっても、タイミングを見誤った場合やデバイスの故障で勝手にデータが消えてしまったという状況に陥ることも考えられます。

その際には、絶対ということではないですが、初期化したデータの復元ができることはあります。

 

ただし、注意しておくのは、あくまでもバックアップを取っていた場合に復元できるということです。

SDカードやGoogleドライブといったバックアップは、機種変更などをする、しないにかかわらず定期的に行っておく必要があると考えておきましょう。

Androidを初期化する上での注意点は?

ここからは、Androidを初期化する上での注意点についてまとめましたので、参考にしてください。

充電しておく

Androidスマホの初期化には最長で1時間かかることもありますので、スマホの充電はたっぷりしておくことをオススメします。

初期化中に電池切れなんてことになると、データの状況がどうなるか判断が難しくなることが予想されるためです。

SDカードを抜いておく

スマホ本体にSDカードを挿入している場合には、抜いておきましょう。

スマホの機種によりますが、SDカードの初期化まで同時に行ってしまう場合があります。この点は要注意です。

おサイフケータイのデータ

必ず「おサイフケータイ」を始めとする電子マネーの初期化・残高の移行作業を忘れずに行ってください。

この作業を怠ると残高を失う可能性があるので、利用している電子マネーの移行や使い切りをしましょう。

デバイスの暗号化を確認

スマホ自体を初期化したら、全データが完全消去したように見えます。

しかし、データファイルの「インデックス」という目次情報を削除しただけという場合も考えられるのです。悪意ある人間がスマホを手にしてしまうと、データが抜きとられるかもしれません。

最新機種では暗号化は標準機能となっていますが、念のため確認するようにしましょう。確認は「設定」から簡単に確認することができますよ。

 

このほかにも、初期化の準備の項目で解説した作業を必ず行うようにしてください。

まとめ:Androidを初期化する際はしっかり手順を踏もう

今回は、Androidスマホの初期化について解説を行いました。スマホは機密性の高い個人情報が大量に詰まったデバイスです。

情報が流出すれば、自分だけでなく友人や家族にまで被害が発生する危険性を秘めています。

スマホは日々、最新機種が発表され、定期的に機種変更を行っていくのが当たり前になっています。

 

機種変更を行うのならばデータの管理なども責任を持って行うようにしましょう。Androidスマホの初期化は、準備と手順さえ踏めば誰でも行えます。

この作業を怠ると悪意ある人間はスキに漬け込んで悪用となってしまうので、今回の記事を参考にして、きっちりと初期化作業をしてください。

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