ネットセキュリティ 2021/04/19 15:58:37

ウイルスチェックの方法は?デバイスがウイルス感染していた時の症状と対処法を解説

「デバイスがウイルスに感染してないかをチェックしたい」「スマホやパソコンがウイルスに感染するとどうなる?」

この記事では、こんな疑問を解決していきます。

現代人にとって、生活必需品となった『スマホ』や『パソコン』。

しかし、ウイルス対策のやり方が分からない人や、そもそも何の対策もしていない人も多いのでないでしょうか。

デバイスがウイルスに感染すると、個人情報が盗まれたり、盗聴・盗撮の被害に遭うなど、日常生活に大きな影響を及ぼしかねません。

そこで、この記事ではウイルスに感染した場合の症状から、誰でもできるウイルスチェックの方法を解説します。

自分のデバイスをウイルスから守りたい人は、ぜひこの記事を参考にしてください。

パソコン(mac・Windows)がウイルスに感染している時の症状

ウイルスチェックのやり方の前に、まずはデバイスがウイルス感染していた時の症状を解説します。

ここではパソコンの症状を取り上げますが、自身のパソコンに同じような症状がある場合、ウイルス感染を疑った方が良いです。

「ウイルス感染はばっちり」という人も、念のため確認してみてください。

パソコンの動作が重くなる

パソコンがウイルスに感染すると、パソコンの処理速度が低下し、フリーズするなど動作が遅くなります。

これは、『トロイの木馬』などのウイルスによくある症状で、ウイルスに感染していても気づかない場合も多いです。

なぜパソコンの動作が重くなるのかと言うと、感染したウイルスの中にwebサイトから他のウイルスをダウンロードするプログラムが仕込まれていたり、仮想通貨を採掘する『マイニング』などのプログラムが仕込まれているため。

「単にパソコンの不調かも」と、ウイルス感染に気づかない人も多いですが、あからさまにパソコンが重いと感じたら、ウイルス感染を疑いましょう。

心あたりのない通知やポップアップ画面が表示される

続いて、心当たりのない通知やポップアップ画面が出続けている場合、ウイルスに感染している可能性がかなり高いです。

これらの症状は『ランサムウェア』というウイルスに代表され、ユーザーの不安を煽り、金銭を要求してきます。

 

ランサムウェアは「お金を払えば、パソコンからウイルスを除去できる」というメッセージを送ってきますが、絶対に応じてはいけません。

なぜなら、お金を払ってもウイルスが除去されないケースが後を経たないからです。

ランサムウェアにかかった場合は、早急にセキュリティソフトを導入し、ウイルスを安全に取り除きましょう。

身に覚えのないアプリがインストールされている

身に覚えのないアプリやソフトがインストールされている場合も、ウイルス感染の可能性が挙げられます。

これも『トロイの木馬』にありがちな症状で、個人情報を抜き取ったり、盗撮や盗聴目的で使用されることが多いです。

身に覚えのないアプリやソフトが入ってた場合は、早急にそれらを削除し、ウイルス検知ツールを使ってパソコンをチェックしてください。

スマホ(iPhone・Android)がウイルスに感染している時の症状

続いて、スマホがウイルスに感染している時の症状を解説します。

パソコンよりも普段使いの多いデバイスなので、一度ウイルスに感染してしまうと生活に支障を来たしかねません。

自分のスマホを確認しながら、チェックしてみてください。

基本的な症状はパソコンと同じ

スマホであっても、ウイルス感染で起こる症状はパソコンと同じです。

そのため、

・スマホの動作が遅くなる
・心あたりのない通知やポップアップ画面が表示される
・身に覚えのないアプリがインストールされている

これらの症状が合った場合は、ウイルス感染を疑いましょう。

スマホ特有の症状

続いて、パソコンにはないスマホ特有のウイルス症状を解説します。

「最近スマホの調子が悪くて、ウイルスに感染しているのでは?」と、不安に感じている人は参考にしてください。

勝手にカメラが起動する

ウイルスに感染していると、勝手にカメラが起動することがあります。

これは、ウイルスの送り主があなたのことを盗撮・盗聴するためです。

 

また、例えカメラを起動していなかったとしても、画面上部のランプが何色かに点灯している場合、バックグラウンドでカメラが起動しています。(iPhoneは緑・Androidは機種によって異なる)

単にスマホの故障ということも考えられますが、意図せず頻繁にカメラが起動する場合、ウイルス感染を疑いましょう。

不審な発信履歴がある

続いて、身に覚えのない不審な発信履歴がある場合も要注意です。

これは、海外の電話番号に勝手に電話を掛けられ、高額な通話料を請求するウイルスに感染している可能性があります。

そのため、通話をほとんどしない人もスマホの発信履歴は定期的に確認するようにしましょう。

 

また、スマホから変な音が頻繁になる場合も、このウイルスに感染している可能性があります。

意図せぬ海外への通話で莫大な通話料を請求される前に、ウイルス検出ソフトを使ってウイルスを検知・除去するのがおすすめです。

ウイルスに感染しているかチェックする方法

結論、ウイルスに感染しているかチェックする最善策は、セキュリティソフトを使うことです。

症状だけでウイルスに感染しているのか見極めるのは精度が低いですし、間違った判断をしかねません。

したがって「ウイルスに感染しているかも?」と感じた人は、早急にセキュリティソフトを導入し、ウイルスを検知・除去しましょう。

【おすすめのセキュリティソフト】

Norton(ノートン)
ウイルスバスター クラウド
ESET(イーセット)

これらのソフトはウイルス検出率が非常に高く、誰でも簡単に使用できます。

ウイルス感染を防ぐ方法

デバイスをウイルスから守るには、セキュリティソフトも大切です。

しかし、ウイルスに感染する前にできる対策がたくさんあります。

誰でも、日常的な心がけひとつでウイルスの被害を未然に食い止められるので、ぜひ今日から実践してみてください。

怪しいサイトにアクセスしない

ウイルス感染を防ぐには、怪しいサイトにアクセスしないようにしてください。

ここでいう『怪しいサイト』とは、アダルトサイト・ダークウェブ上にあるサイト・信頼できる運営か不明な国内・海外サイトなどが挙げられます。

特に、アダルトサイトからウイルスに感染させられるケースが多く、怪しいサイトにあるurlやダウンロードファイルは絶対にクリックしないようにしてください。

 

好奇心や「少しだけなら大丈夫」という気持ちからクリックしてしまう人も多いですが、ウイルスに感染してまうと、取り返しのつかない事態も考えられます。

インターネットには様々なサイトがありますが、安全に利用したい人は、信頼できるwebサイトのみアクセスしましょう。

身に覚えのないメールを開かない

続いて、身に覚えのないメールアドレスから送られたメールは開いてはいけません。

メールを開いただけで感染するウイルスは少ないですが、メールに添付されているファイルを開くとウイルスに感染してしまいます。

しかも、この手口の悪質なポイントは「〇〇円当選しました!お金を受け取るには、以下のurlをクリックしてください!」といった、魅力的な文章が書かれていることです。

 

冷静に考えればかなり怪しいと気づきますが「もしかすると本当に当たったのでは?」と思い込み、添付されているファイルやurlにアクセスしてしまいます。

そのため、身に覚えのないメールが来た時は、すぐにゴミ箱に入れましょう。

特に、オイシイ話が書かれている場合は100%クロなので、絶対に開けてはいけません。

フリーWi-Fiを極力使用しない

最後に、フリーWi-Fiを極力使用しないことです。

現在、カフェやホテル・デパートなど、至る所で利用できるフリーWi-Fiですが、セキュリティ面に大きな問題があります。

 

フリーWi-Fiは、文字通り誰でも利用可能なWi-Fiです。

そのため、悪意を持った人がフリーWi-Fi経由でウイルスに感染させることなど、簡単にできてしまいます。

仕事やプライベートで使う機械も多いフリーWi-Fiですが、セキュリティ面を考えると、使わない方が懸命だと言えるでしょう。

まとめ:ウイルスチェックは定期的に行うのがおすすめ

いくらデバイスのセキュリティを徹底している人でも、思わぬところからウイルスに感染してしまう場合もあります。

そのため、ウイルスはセキュリティソフトを使って定期的にチェックするのがおすすめです。

 

もし、ウイルスに感染していることに気づかないまま使っていると、個人情報を抜き取られたり、あなた経由で知人を感染させてしまうこともあるでしょう。

放っておくと大変なことにもなりかねないので、日々の心がけと早急な対処が大切です。