webリスクとは?webリスクを軽減する方法や炎上した場合の対処法を解説
「webでのリスクはどんなものがある?」「webリスクモニタリングについて知りたい」
この記事では、こんな疑問を解決していきます。
TwitterやInstagramの普及により、老略男女問わず愛用しているSNS。
最近では、『企業アカウント』と呼ばれる自社の商品をPRしたり、キャンペーン情報を発信するなどを行う企業も増えてきています。
しかし、SNSで最も気をつけたいのが『炎上』です。
炎上してしまうと、企業に悪影響を与えるどころか、倒産に追い込まれる場合もあるでしょう。
この記事では、そんなSNSやインターネット上のwebリスクについて徹底解説。
対処法や予防策も紹介しているので、「自社のwebリスクをできるだけ減らしたい」という人は、ぜひこの記事を参考にしてください。
そもそもwebリスクとは
そもそもwebリスクとは、名前の通り「web上のリスク」という意味です。
現在ではSNSの炎上をイメージする人も多いですが、その他にも以下のようなwebリスクが挙げられます。
・SNSでの炎上
・サジェスト汚染、風評・誹謗中傷
・ウイルスによる被害
それぞれ具体的に解説します。
SNSでの炎上
webリスクと聞いて、最初に連想できるのが「SNSでの炎上」です。
これは、企業アカウントでは珍しい事例ですが、アルバイトや社員のアカウントでは頻繁に起こります。
例を挙げると、アルバイトが厨房の冷蔵庫に入った動画をSNSにアップし、炎上してしまう『バイトテロ』などです。
バイトテロを起こされた企業はクレームが殺到し、閉店に追い込まれた店舗もありました。
その他にも、とある企業の社員が自分のSNSで「今日、芸能人の〇〇が来た!」と実名で投稿し、問題になったことも。
このような軽はずみな投稿で炎上してしまうのが、SNSでのwebリスクの怖いところです。
サジェスト汚染やネット上での風評・誹謗中傷
続いてのwebリスクは『サジェスト汚染やネット上での風評・誹謗中傷』です。
そもそもサジェストとは、Google検索を行った時に検索窓に出る予測キーワードのこと。
そして、自社名を検索した時に、サジェストがネガティブなワードで埋まってしまうことをサジェスト汚染と言います。
サジェストが汚染されてしまうと、悪影響ができることは言うまでもありません。
あなたの会社に興味があって検索した人も、サジェストに「ぼったくり」「悪質」などが並んでいたら、利用しないですよね。
また、サジェスト汚染と同じようなリスクにネット上での風評・誹謗中傷被害も挙げられます。
口コミサイトや掲示板で風評や誹謗中傷が書き込まれると、少なからず悪影響が予想され、最悪の場合業績が傾いてしまうこともあるでしょう。
サジェスト汚染やネット上での風評・誹謗中傷は、企業が気づかない内に汚染されたり、書き込まれているところです。
そのため、早期発見をするには定期的なパトロールが必要となります。
ウイルスによる被害
最後に、ウイルスによる被害です。
これは、上記の2つと異なるwebリスクなのですが、インターネットを利用している企業であればウイルスによるリスクも忘れてはいけません。
なぜなら、ウイルスによって顧客情報が流出したり、顧客に損害を与えるような場合は、企業の信頼を失いかねないからです。
しかし、ウイルスはセキュリティソフトを導入することである程度予防できます。
セキュリティソフトを検討している人は、次の記事を参考にしてください。
webリスクを減らすためにできること
ここからは、webリスクを少しでも減らすためにできることを紹介します。
ウイルスはセキュリティソフトを導入すれば良いことを先ほど解説したので、ここではウイルス以外のwebリスク対策を見ていきましょう。
・SNSガイドラインを導入する
・リスクモニタリングツールを導入する
SNSガイドラインを導入する
SNSでのwebリスクを軽減させるためには、「SNSガイドラインの導入」が必要不可欠です。
SNSガイドラインとは、社員やアルバイトスタッフに対しSNSに投稿する際の注意点などをまとめたもの。
「いや、そこまですることないでしょ」とお思いの人もいるかと思いますが、SNSガイドラインを作成せず、社員のネットリテラシーが低かったために炎上してしまった企業は数多くあります。
そのため、SNSでのwebリスク軽減には、地道な努力が必要なのです。
社員やアルバイトスタッフ全員のネットリテラシーが高ければ、SNS炎上してしまうことはありません。
SNS炎上を避けたいのであれば、SNSガイドラインを導入し、社員全体のネットリテラシーを向上させましょう。
リスクモニタリングツールを導入する
続いて、webリスクを減少させるには、『リスクモニタリングツール』の導入も効果的です。
webリスクモニタリングツールとは、企業のwebリスクを監視し、炎上や誹謗中傷に繋がりそうな投稿をチェックしてくれるサービスです。
それぞれツールによってカバーしてくれる内容は異なりますが、自社で監視するよりも精度が高いことは間違いありません。
webリスクモニタリングツールの導入を検討している人は、以下の3社がおすすめです。
ELNET:WEBリスクモニタリング
ELNETは、「スピード=朝一番」、「スマート=著作権の利用許諾済み」、「ストレート=掲載された紙面イメージそのまま」の記事情報を提供している企業です。
新聞クリッピングでは収集できない国内のブログ、TVなどから必要なデータをクリッピングします。また、SNS上の誹謗中傷、炎上対策も取り揃えているので、広範囲に及ぶwebリスク対策が可能です。
大塚商会:WEBリスクモニタリング
大塚商会は、企業のIT導入や問題を解決している企業です。
大塚商会のwebリスクモニタリングの特徴は、チェック専門スタッフとAIによるダブルチェックを行っていること。
これにより、さまざまなメディアに投稿されているキーワードをモニタリングによる投稿の監視を行い、企業の風評被害の予防、解決をワンストップに行ってくれます。
NTTコム:WEBリスクモニタリング
最後は、大手企業NTTがサービス展開しているwebリスクモニタリングです。
NTTコムのWEBリスクモニタリングは、有人による24時間365日のリスク監視代行により、迅速なリスク検知と緊急対応支援に加え、日常のレポートからリスクトレンドを分析・把握し、企業のwebリスク軽減に勤めてくれます。
これにより、難易度が高いリスク投稿の検知が可能です。
「24時間365日、有人でのリスク監視をしたい」「もしも」の時の対応の準備を整えておきたい」
このような人は、検討されてみてはいかがでしょうか。
炎上してしまった場合は迅速な対応が必要
最後に、SNSやインターネット上で風評被害・誹謗中傷などの書き込みがあった場合の対処法を解説します。
もし、自社がこのような状況に陥ってしまった場合は、迅速な対応、目安として24時間以内の対応が必要です。
炎上をそのまま放置していると、どんどん火が回ってしまい、取り返しのつかない事態になりかねません。
そのため、炎上していることに気づいたら、事実を隠すようなことはせず、真摯に対応し火消しに回りましょう。
まとめ:企業とwebリスクは密接な関係にある
今回は、webリスクの概要や対策などを解説しました。
まとめると、
・企業はwebリスクに注意しなければならない
・SNS炎上を避けるには、SNSガイドラインとwebリスクモニタリングツールの導入が重要
・ウイルスによる被害にも注意
SNSを使えば、誰でも簡単に情報発信できる社会になりました。
そんな今日だからこそ、企業は自社のwebリスクへの備えが大切です。
ぜひ、この記事を参考に、webリスクへの理解を深め対策を講じましょう。