ネット問題 2021/04/11 00:17:10

【未然に防ぐ】Twitterでのネットストーカー対策を徹底解説

近年SNSが普及したことから、人間関係のあり方が大きく変化しました。

気軽に新しく出会いを作れるようになった反面、ストーカー等の被害が多くなったのも現状です。

2020年には、過去5年間でSNSが原因の被害児童が26.8%増えたことが発表され、過去最多となる2095人となっています。

 

その中でも特にインターネット上でのストーカー行為、いわゆるネットストーカーが問題視されており、2016年には、Twitterでネットストーカーの被害にあっていた女性が刺された事件が発生しました。

そのような事件を受け、2017年の1月よりストーカー規制法が改正され、今ではネットでのストーカー行為も処罰の対象です。

私たちの生活に身近なTwitterですが、いつのまにかネットストーカーの被害にあってしまう可能性もあります。

本記事では、Twitterでのネットストーカーの対策法をみていきましょう。

そもそもネットストーカーとは?

一般的なストーカー行為との大きな違いは、インターネットを通じてストーカー行為をしてくることです。

そのため、全く知らない人から被害を受けることもあり、より精神的なダメージを受けてしまいます。

また、最初はネット上だけのストーカー行為だったのに、自宅に押しかけてくるなどの直接的なストーカー行為にエスカレートするケースもあるので早めに対処しましょう。

 

被害例は、DM等で一方的に好意を持ちしつこく言い寄ってきたり、誹謗中傷を書き込まれるなどです。

さらには、投稿したつぶやきなどから個人情報を特定されたり、アカウントをのっとられたりするケースも報告されています。

これらの行為は犯罪行為なので、もし被害にあった場合は、警察や弁護士に相談してください。

【未然に防ぐ】Twitterでのネットストーカー対策とは?

それでは、Twitterでのネットストーカーはどのように対策をするのがいいのでしょうか。むやみにストーカーをブロックすると逆効果となる場合もあるので注意しましょう。

効果的な対策は、以下の6個の方法があります。

・アカウントを使い分ける
・鍵アカウントにする
・個人情報を書き込まない
・怒りや反感を買うようなつぶやきは避ける
・好意を持たれるような態度やレスをしない
・タグ付けは慎重に

それでは、ひとつずつ詳しく紹介していきます。

アカウントを使い分ける

いわゆるサブ垢といわれるものを作りましょう。これが効果的な理由は、もし、ストーカーあった場合にそのアカウントを削除する事ができるからです。

また、Twitterは公開範囲を設定する事ができるので、それを上手く活用するのがおすすめです。

例えば、ひとつのアカウントは趣味用として運用し、誰でも見れるように設定します。

 

そしてもうひとつのアカウントをプライベート用として、公開範囲を知人のみにするなどです。

趣味用のアカウントでは、誰にも見られて良い情報のみを発信しましょう。学校名など、個人情報が特定される可能性のあるつぶやきはしてはいけません。

写真などをつぶやく場合は、写真の現在地をOFFにして、背景をぼかしたりするなど、場所が特定されないよう注意する必要があります。

鍵アカウントにする

Twitterにはツイートをフォロワー以外に非公開にする設定があります。

アカウントに鍵をかけ、自分のフォロワーにしかつぶやきを見えないように設定するのも対策のひとつです。

知らない人からのフォローリクエストは承認しないようにしましょう。

しかし、親しい人になりすましてフォローリクエストを申請してくる場合もあるので注意が必要です。

また、鍵をかけているからといって油断せず、個人情報などの特定されるような情報はアップしないようにしましょう。

個人情報を書き込まない

これは、Twitterだけでなく、SNS等を使う上で必ず守らなければいけません。

住所や電話番号などの情報だけでなく、制服や自宅の写真、ベランダからの風景などからも個人情報が特定されてしまうことがあります。

写真や動画にはたくさんの情報が含まれているので、アップするときには気を付けましょう。

Twitterは誰でも見れるため、それらの情報をアップすることにより、ストーカーの被害にあってしまう可能性があります。

自分の情報はもちろん、他人の個人情報をアップすることは犯罪になります。

また、これらの情報は鍵アカウントでもつぶやかないようにしましょう。誰に見られるかわからないという意識を持つ事が必要です。

怒りや反感を買うようなつぶやきは避ける

炎上といえば、芸能人がなるものというイメージがありますが、最近では一般人でも炎上する事が多いです。

最近では、Twitterに不適切な動画や写真などを自ら投稿したことにより、炎上騒ぎになってしまい、ネット上だけでなく、自宅にまで誹謗中傷の手紙が届くことがあります。

炎上してしまうと、特定班と呼ばれる人たちに個人情報をアップされ、さまざまな人から誹謗中傷されてしまう場合があります。

ネットの怖いところは、一度拡散されてしまうとその情報を消すことができないところです。

そのため、単なる悪ふざけのつもりでも、トラブルのもとになるようなつぶやきはしないようにしましょう。

好意を持たれるような態度やレスをしない

ネットでのやりとりは相手の表情や仕草が見れません。

そのため、冗談のつもりだったレスなどが、相手が本気だと勘違いして好意を持ってしまい、ネットストーカーの被害にあってしまうケースがあります。

冗談でも相手に好意を持たれてしまうような言動は避けましょう。

また、嫌な事をはっきりと伝えず、曖昧な反応をするのも逆効果。

「別に嫌がっていないだろう」などと、都合の良い解釈をされてしまい、よりしつこくDMが送られるなどのいやがらせにも発展してしまいます。

しかし、無視や、相手の癇に障る伝え方をしてしまうと、それが原因となり、ストーカーの被害にあう可能性も。

相手の癇に障らないような伝え方で、いやな時は嫌だと意思表示するようにしましょう。

タグ付けは慎重に

Twitterには、自分つぶやきが発見されやすくなるためのタグ機能があります。

タグ機能は、同じ趣味の人を見つけたり、いいねの数を増やしたりするときに便利な機能ですが、使用するときには注意が必要です。

自宅周辺のお店の名前をタグ付けしたつぶやきを頻繫にすると、そこから個人情報が特定される可能性があります。

タグ付けする際には、個人情報が特定されないように十分に配慮しましょう。

また最近では、ターゲットの通るであろう道に、スイカ1玉など目に付くものをわざと落としていき、その写真をターゲットがTwitterにアップすることにより、ターゲットのアカウントや通る道などを特定する手口もあります。

明らかに不自然なものがあった場合には、つぶやかないほうが、無難だといえます。

最悪の場合は警察や弁護士に相談しよう

ネットが発達するにつれ、セキュリティも強化されていますが、それと同時にストーカーの手口も巧妙になっています

したがって、怪しいなと思ったらすぐに対応するように心がけましょう。

もし放っておくと最悪の場合、命を狙われてしまう場合もあるので早めの対応が必要です。

しかし、ひとりで解決しようとするとかえって状況が悪化してしまうことがあるので、警察や弁護士に相談するのがベスト。

特に警察は、法的にネットストーカーを取り締まることができるので、早めに相談するのに越したことはありません。

そのために、メッセージ内容など集められる証拠はしっかりまとめておくようにしましょう。

まとめ:Twitterでのネットストーカーは未然に防げる

自分は大丈夫だろうと思っていても、ネットストーカーは身近にいる可能性があります。

しかし、ネットストーカーは対策次第で未然に防ぐことが可能です。

そのためには今一度、自分のTwitterの使い方を見直し、個人情報が特定される可能性のある情報は削除するなど、できる対策はしっかりしておきましょう。

また、これからの使用に関しても、個人情報には配慮してください。

いろいろな情報が見れるTwitterですが、誰かに自分の情報がみられているかもしれないということも意識し、被害にあったときは、早めの対処が大切です。

しっかりと対策をして、安全にTwitterを楽しみましょう。